どうしたら満足いただける住まいを作ることができるか、
私たちは以下のことにこだわって家づくりをすすめています。

戦後、住宅が工業製品として商品化され、大手住宅メーカーが参入する中で、新建材が大量に使われるようになりました。その結果、家の中から発生する化学物質のために病気を引き起こすシックハウス症候群という問題が発生しています。
国内産の木材は、林業切り捨て政策と木材軽視のため外材よりも高価になり、需要が減り山がさらに荒廃するという悪循環に陥っています。
私たちはこうした問題を直視し健康で安心して住み続けることのできる家づくりを追求しています。

家を建てるときにどこに注文しますか?一昔前までは地元の工務店かいい大工さんに頼んでいました。今では工務店や大工さんの陰は、薄くなってしまいました。それは大手住宅メーカーの下請けとなってしまったからです。地元などの紹介という関係が崩れ、住宅展示場を見てくださいといわれることが多くなっています。
しかし、展示場の住宅は物足りないという建て主さんもたくさんいらっしゃいます。
イギリスでは家を建てるときにはまず設計事務所を訪れます。そして図面が完成してから建築業者を決め、設計事務所の指揮・監督の下に家づくりを進めます。
安心して家づくりを進めるにはしっかりした設計者と建築業者の選定が大切です。

私ども組合に加盟する業者さんはさまざまです。(こちらに業者一覧があります
加盟する業者さんが協力し合ってはじめて、建て主さんに喜んでいただける住まい
をご提供できると考えています。私たちのチームワークをご覧ください。

家は買うものではありません。ひとつひとつ作るものです。なぜなら住む人の家族構成、生活、価値観すべてが異なるからです。私ども組合では、住む人の条件と立地条件に合わせて家をお建てします。それ故、建て主さんと細かい部分まで打合せをして作業を進めていまいります。

私たちが家を設計し建てるにあたって最も大切にしていることは、「人に優しい」ことと「環境に優しい」ことです。
「人に優しい」家づくりは、家族が健康で安心して住めるということです。それにはまず、耐震性に優れていてなおかつ長持ちする家です。日本は地震や台風など災害に多い国です。災害に強い家づくりをまず基本にして出発しています。
次に、住む人の健康を考えての家づくりです。昔は家の中で化学物質により健康を損なうというようなことは考えられませんでした。合板や接着剤に含まれる揮発性物質や可塑剤、塗料の有機溶剤などの化学物質が多量に使われていることと、住宅の気密性がよくなり換気が悪くなったことによるものです。
私たちは、家を建てるときには化学物質を含む建材は極力排し、自然素材を積極的に使うようにして、健康に配慮した家づくりをしています。

日本の住宅の平均寿命は約25年といわれています。アメリカは日本の2倍、イギリスは3倍の寿命があるといわれています。住宅の寿命が長いということは、資源のムダ使いや解体ゴミの処分がそれだけ少なくなるということです。私たちはしっかりとした家を作り、住宅の寿命を少なくとも50年以上にしたいと考え、資源のムダ使いや解体ゴミの減量化に努めています。
家づくりの現場では、土台・柱・梁に集成材なるものがたくさん使われています。
接着剤で木材(外材)を張り合わせた物で、狂いが少なく値段が安いということで使われているのですが、はたして何十年もつのか疑問です。これに対して私たちは国産材の利用を積極的に進めてまいります。山にある木が柱として使えるようになるには40〜50年の年月を要します。50年以上の寿命の住宅は森林の成長リサイクルとも合っていて「環境に優しい」のです。
また、解体時にリサイクルできるような建材を使用したり、できる限り自然エネルギー(太陽の熱と光り、風、雨、植物)を住宅に取り入れる工夫と努力をするなど、エネルギーをむやみに消費しない、環境を悪化させないように努めています。

満足できる家を建てるのに、費用がいくらかかるのか不安をもつ建主さんは多くいらっしゃるでしょう。
私たちは、建主さんの予算に合わせた家づくりをしています。設計料と建築費の他に別途工事(照明、カーテン、家具、外溝)や諸費用(式典、登記料、引越しなど)や消費税があります。これらを含めて設計の段階で必要な予算の目安を提示いたします。
予算がギリギリだといっても私たちは手を抜きません。高価な材料よりも自然材料の使用やバリアフリー、自然エネルギーの利用などを追求してまいります。

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